アトピー性皮膚炎とデュピルマブ(デュピクセント®)

アトピー性皮膚炎に対する新薬デュピルマブ(デュピクセント®)のリアルを伝えていきたいと思います。

デュピクセント投与2回目(投与後14日)

今日はデュピクセント2回目の投与の日。

初回投与からこの2週間どんな変化があったかっていうと

 

・顔と身体の赤みはかなりひいた

・痒みは投与前が10だとすると5くらいになった

・頭皮は痒みは減ったけどフケはまだある

 

といったところ。劇的に変わったっていう印象はそれほどないけど体の赤みという点においてはかなり改善されたなぁという気がする。先生の話による1回だと大体そんなもんみたいで経過としては良好とのこと。2回目が済むと痒みが大体2~3くらいまで落ち着くみたいです。

現在の体の状態を添付しておきますので閲覧は自己責任でどうぞ。

 

腹部
背部

 

さて、今回も病院につき医者に診察をうけ採血をされデュピクセントが常温に戻るまで45分ほど待機をして投与になります。2回目以降は1回につき300mgの投与になるので今回からは注射は1回となります。診察室に呼ばれて注射を受けます。前回は左の腹部に2回打たれたので今回は右の腹部に1回。

前回はまずまず痛かったけど今回は投与の速度が速かったからか結構痛かった(涙)

投与後に先生から前回の採血の結果について説明。

 

前回の採血は投与前にされたんだけどこの時に検査した値がTARCとIgEという値。

アトピーで皮膚科にかかってる人だと耳にしたことがあるんじゃないかなと思うんだけどアトピーの重症度だったりアレルギーがどれくらいあるかを反映している数値。

 

調べてみると

「TARCはアトピー性皮膚炎の症状の重症度を測定する血液検査です。TARCとは白血球遊走作用を持つケモカインの一種で、リンパ球の1つであるTh2細胞を病変局所に引き寄せて、IgE産生や好酸球の浸潤・活性化させ、アレルギー反応を亢進させることで、アトピー性皮膚炎の症状を増悪させると考えられています。」とのこと。

皮膚の状態によって数値が上がったり下がったりするようなので皮膚が荒れてる時は高かったり落ち着いてる時は低かったりとその時々の皮膚の状態をタイムリーに反映してくれるみたい。

成人の基準値は450以下でアトピーを持ってる成人の場合は700以下で軽症、700以上で中等症以上とのこと。

俺の場合は投与前採血では2548だったのでこれをデュピクセントの投与によってどれくらい下げられるかというのが効果判定の基準になるみたい。

 

また、IgEに関しては「IgEはダニや食物などのアレルゲンに反応する血清成分です。重症になるにつれて、高くなることが知られています。TARC値と異なり、アトピー性皮膚炎の重症度の細かな指標にはなりませんが、アレルギー体質があるかどうかの指標になります。」とのこと。

IgEは重症度よりもアレルギーをどれだけもってるかという数値になるようで基準値は170IU/ml以下。俺の結果は3054IU/mlだったのでアレルギー起こす原因物質が多いってことですね。

 これからは定期的に採血をして変動を見ていって3,4カ月投与したところで投与間隔を調整するみたいです。

 

そして最後に医者から

「肌の状態も良さそうなので体に塗ってるステロイドは一回やめて保湿剤のみにしてみましょう」

 

!!!!!!!

 

「あっ、でも荒れてきたり皮膚が厚いところには塗るようにしてくださいね」

 

不安だ。非常に不安だ。

たしかに保湿剤だけで今の状態がキープできるならばそれに越したことはないけれどそんな生活遥か昔過ぎてまた荒れないか不安すぎる。

けどまぁそれが目標としてるところもあるし荒れてきたらまた塗ればいいかという感じで今日から体に塗ってたステロイドはやめることにしてみました。

はたして2週間後どうなってることやら。

そんなこんなで次回の投与はまた2週間後。

今回の会計は27900円でした。採血がなければもう少し安くなるのかも。

 

肌が荒れませんように(涙)